Linuxコマンドメモ(二)(随時更新)

目次

   自分用メモとして残します。

管理系のLinuxコマンド

e.パッケージ関連

e-01【yum】-- パッケージがインストールされているか確認する

yum」は、Red Hat系のLinuxディストリビューションで使われている“RPMパッケージ”を扱うためのパッケージ管理コマンドです。 

$ yum [オプション] コマンド [パッケージ名など]

 

yumコマンドの基本操作

yum install パッケージ名

(パッケージおよびそのパッケージに必要なパッケージを同時にインストールする)

yum update パッケージ名

(指定したパッケージがインストールされている場合、アップデートする。パッケージを指定しなかった場合はシステム全体がアップデート対象となる)

yum erase パッケージ名

(パッケージをアンインストールする。指定したパッケージに依存するパッケージも削除するかどうかの確認メッセージが表示される)

 

yumで使える主なコマンドは次の通りです。

 

パッケージ操作関係

コマンド 実行内容
install パッケージをインストールする
reinstall パッケージを再インストールする
downgrade パッケージをダウングレードする
erase パッケージを削除する
update システムのパッケージを更新する
update-minimal 「重要な更新」だけを更新する
upgrade 不要になったパッケージを考慮しながらパッケージを更新する
distribution-synchronization 最新の利用可能なバージョンへインストール済みパッケージを同期する
localinstall パッケージファイル(RPMファイル)を指定してインストールする
localupdate パッケージファイル(RPMファイル)を指定してアップデートする
 

 情報関係のコマンド

 
コマンド 実行内容
info パッケージもしくはパッケージグループの詳細を表示する
list パッケージグループの一覧を表示する
deplist パッケージの依存性の一覧を表示する
groups パッケージグループの情報を表示する
search 指定した文字列でパッケージの詳細を検索する
provides ファイルなどを指定して、該当するファイルを提供するパッケージを検索する
repolist ソフトウェアリポジトリの構成を表示する
version ホストが利用できるリポジトリのバージョンを表示する
 

メンテナンス関係のコマンド・その他 

コマンド 実行内容
check rpmデータベースの問題を確認する
check-update 更新に利用できるパッケージを確認する
clean キャッシュデータを削除する
shell 対話型のシェル(yumシェル)を実行する
updateinfo リポジトリの更新情報を表示する
 

オプション項目

短いオプション 長いオプション 意味
-y --assumeyes 全ての問い合わせに「yes」で応答したものとして実行する
  --assumeno 全ての問い合わせに「no」で応答したものとして実行する
-t --tolerant エラーを黙認する
-R 分 --randomwait=分 最大の待ち時間を指定する
-c 構成ファイル --config=構成ファイル 構成ファイルを指定する
  --installroot=場所 インストール先を指定する
  --downloaddir=場所 ダウンロード先を指定する
  --downloadonly ダウンロードだけを行う
-C --cacheonly パッケージの情報をダウンロードせずキャッシュだけを使用する
-x パッケージ --exclude=パッケージ 除外するパッケージを指定する(ワイルドカードも使用可能)
  --color=指定 出力メッセージを色付きにするかどうかを「always」「auto」「never」のいずれかで指定する
-q --quiet 実行時にメッセージを出力しない
-v --verbose 詳しいメッセージを出力する

 

 

f.ネットワーク関連

f-01【ip】-- IPアドレスを表示する

 下記のコマンドで実行する。 

$ ip [オプション] オブジェクト [サブコマンド]

ipコマンドのオブジェクト

オブジェクト 別名(省略形) 意味
link l ネットワークデバイス
addr a、address ネットワークデバイスIPアドレス
addrlabel addrl アドレスラベル
route r ルーティングテーブルのエントリー
rule rul ルーティングポリシーデータベースに登録されているルール
neigh n、neighbour 近傍キャッシュエントリ(ARPまたはNDISCキャッシュエントリ)
ntable nt、ntb 近傍キャッシュの管理テーブル
tunnel t IPトンネル
tuntap tu トンネルデバイス
maddr m、ma、mad マルチキャストアドレス
mroute mr マルチキャストルーティングのキャッシュエントリ
mrule mru マルチキャストルーティングポリシーデータベースに登録されているルール
monitor mon ネットリンクメッセージの監視
xfrm x、xf IPsecポリシー
netns net ネットワーク名前空間
l2tp l2 L2TPv3(レイヤー2トンネリングプロトコル
tcp_metrics tcp_m、tcp_metrics、tcpm TCPメトリック
token tok トーク

ipコマンドの主なオプション

短いオプション 長いオプション 意味
-f プロトコル -family プロトコル 使用するプロトコルファミリーをinet、inet6、bridge、ipx、dnet、linkから指定する
-4   IPv4を使用(-family inet相当)
-6   IPv6を使用(-family inet6相当)
-B   ブリッジを使用(-family bridge相当)
-D   DECnetを使用(-family decnet相当)
-I   IPXを使用(-family ipx相当)
-0   データリンクプロトコルを使用(-family link相当)
-l 回数 -loops 回数 「ip addr flush」の試行回数(デフォルトは10、0を指定すると全てのアドレスが削除されるまで実行)
-b ファイル -batch ファイル ファイルからコマンドを読み込む
  -force バッチモード(-bオプション使用時)、エラーで停止しない
-s -stats、-statistics 情報を詳しく表示する
-o -oneline 出力を1行にする(改行が"\"に置き換えられる)
-r -resolve アドレスの代わりにDNS名を表示する

ip addrの主なサブコマンド

コマンド 意味
add 指定したIPアドレスを付加する
change 指定したIPアドレスの設定を変更する
replace 指定したIPアドレスの設定を置き換える(change同様、ただし指定したアドレスがない場合は追加する)
del 指定したIPアドレスを削除する
list、show 設定されているIPアドレスを表示する(デフォルト)
save 設定を保存する(バイナリで出力されるのでリダイレクトで保存する)
flush バイスに設定されている全てのIPアドレスを消去する
help 使い方(ip addr helpでip addrの使い方を表示する)
 
f-02【hostname】-- ホスト名を表示・設定する

 下記のコマンドで実行する。 

$ hostname [オプション] 

下記のコマンドで実行する。 

$ hostname [オプション] 新しいホスト名  

 オプション項目

短いオプション 長いオプショ 意味
-a --alias ホストの別名(alias)があれば表示する
-d --domain DNSドメインの名前を表示する
-f --fqdn,--long FQDN(Fully Qualified Domain Name)を表示する
-A --all-fqdns 全てのFQDN(FQDNs)を表示する
-i --ip-address ホストのIPアドレスを表示する。設定時も使用可能
-I --all-ip-addresses 全てのアドレスを表示する
-s --short 短い形式のホスト名(最初のドットまでの名前)を表示する
-y --yp,--nis NISドメイン名を表示する。設定時も使用可能
-v --verbose 起こっていることを逐一表示する(verboseモード)
-F --file filename 新しいホスト名を指定したファイルから読みこむ(「#」から始まる行はコメント扱い)
f-03【ping】-- ネットワークが繋がっているか確認する

pingコマンドは指定したホストとの間でネットワークが疎通(そつう)しているかどうかを調べるコマンドです。 

$ ping [オプション] 通信相手

 オプション項目(回数や表示内容など)

オプション 意味
-4 IPv4を使用する(pingコマンドのデフォルト)
-6 IPv6を使用する(ping6コマンドのデフォルト)
-c 回数 パケットを送る回数
-i 秒数 個々の送信の後に待つ秒数(デフォルトは1秒)
-w 秒数 状況を問わず、pingコマンドの実行を指定した秒数で終わらせる
-n 数値出力のみを行う(IPアドレスからホスト名を検索しない)
-q 開始と終了時の要約のみで他は表示しない(quiet)
-v 詳細な出力を行う(verbose)
 

オプション項目(テスト方法など) 

オプション 意味
-d 使用するソケットにデバッグオプションを設定する
-p パターン 送出するパケットを埋める値をパターンで指定する。「-p ff」とすると全て1で埋めたパケットを送信する
-s サイズ 送出するパケットのサイズを指定する(デフォルトは56バイト+ICMPヘッダ8バイト=合計64バイト)
-R 経路を記録する
-r 通常のルーティングを無視して接続する
-I インタフェース 指定したインタフェースからマルチキャストパケットを送る
-L マルチキャストパケットのループバックを抑制する
-t TTL マルチキャストパケットのIP寿命(Time To Live)を設定する
 



f-04【dig】-- DNSに問い合わせ、ドメイン名からIPアドレスを調べる

dig, nslookup, host, nsupdate コマンドを使うには「bind-utils」をインストールすれば、そのパッケージ内に、dig,nslookupなどが入っているのでインストールされます 

下記のコマンドで実行する。 

$ dig [@DNSサーバ] ドメイン名 [クエリタイプ] [クエリクラス] [クエリオプション]

digで指定する主なクエリタイプ

タイプ 意味
a ネットワークアドレス(T_A)、デフォルト
any 指定されたドメインの全て/任意の情報(T_ANY)
hinfo ホスト情報(T_HINFO)
mx メール交換情報(T_MX)
ns ネームサーバ(T_NS)
soa ゾーンの権威者を表すレコード(T_SOA
axfr ゾーン転送情報(T_AXFR)
 

digで指定する主なクエリクラス

クラス 意味
in インターネットクラスドメイン(C_IN)、デフォルト
any 全て/任意のクラスの情報(C_ANY)
 

 

digで指定する主なクエリオプション

オプション 意味
-4 IPv4で問い合わせる
-6 IPv6で問い合わせる
-x IPアドレス 逆引きを行う
-t クエリタイプ クエリタイプ(-t aまたは -t T_Aのように使用)
-c クエリクラス クエリクラス(-c inまたは-c C_INのように使用)
-p ポート番号 問い合わせに使用するポート番号(デフォルトは53)
-f ファイル ファイルを読み込んで問い合わせを実行する(バッチモード)
-T 秒数 バッチモードで実行した際、各問い合わせの間隔(デフォルトは0秒)
+debug、+nodebug デバッグモードの有効/無効(省略形:deb
+recurse、+norecurse 再帰的な探索の有効/無効(省略形:rec)
+retry=回数 リトライの回数(省略形:ret)、デフォルトは4回
+time=秒数 タイムアウトまでの秒数(省略形:ti)、デフォルトは4秒
+defname、+nodefname デフォルトドメインを使用するかどうか(省略形:def)
+search、+nosearch ドメインサーチリストを使うかどうか(省略形:sea)
+trace、+notrace ルートDNSからの名前解決をトレースするかどうか(省略形:tra)
+dnssec、+nodnssec DNSSEC を使用するかどうか(省略形:dn)


digで指定する主なクエリオプション(表示指定関係)

オプション 意味
+cmd、+nocmd コマンドを表示するかどうか(省略形:cm)
+stats、+nostats 問い合わせの統計を表示するかどうか(省略形:st)
+comment、+nocomments コメントを表示するかどうか(省略形:co)
+ques、+noques 質問ブロックを表示するかどうか(省略形:qu)
+answer、+noanswer 回答ブロックを表示するかどうか(省略形:an)
+all、+noall 表示指定を全て有効/無効にする
+multiline、+nomultiline 拡張フォーマットで表示するかどうか(省略形:m)
+short、+noshort 短い表示を行うかどうか(省略形:shor)
f-05【ss】-- ネットワークのソケットの情報を出力する

 下記のコマンドで実行する。 

$ ss [オプション] [フィルター]

ssの主なオプション(表示対象関係)

短いオプション 長いオプション 意味
-f ソケット --family ソケット 表示するソケットの種類(ファミリー)をunix、inet、inet6、link、netlinkから指定する
-x --unix UNIXドメインソケットを表示(-f unix相当)
-4 --ipv4 IPv4のソケットだけを表示(-f inet相当)
-6 --ipv6 IPv6のソケットだけを表示(-f inet6相当)
-0 --packet パケットソケットを表示(-f link相当)
-t --tcp TCPソケットを表示
-u --udp UDPソケットを表示
-d --dccp DCCPソケットを表示
-w --raw RAWソケットを表示
-a --all 接続待ち状態(LISTEN)のソケットと接続待ち状態にないソケットの両方を表示する
-l --listening 接続待ち状態のソケットだけを表示する
-N ネームスペース --net=ネームスペース 指定したネームスペースに切り替える
-A クエリ --query=クエリ, --socket=クエリ 対象をカンマ区切りで指定する(all、inet、tcpudp、raw、unix、packet、netlink、unix_dgram、unix_stream、unix_seqpacket、packet_raw、packet_dgramから選択)
-F ファイル名 --filter=ファイル名 フィルターの指定をファイルから読み込む

 

ssの主なオプション(表示内容関係)

短いオプション 長いオプション 意味
-n --numeric サービス名の名前解決を行わない(ポート番号を表示)
-r --resolve 名前解決を行う
-e --extended 詳細情報を表示
-o --options タイマー情報も表示する
-m --memory 各ソケットのメモリの使用量も表示する
-p --processes ソケットを使用しているプロセスも表示する
-Z --context -pオプションに加えてセキュリティコンテキストも表示(SELinux
-z --contexts -Zオプションに加えてソケットコンテキストも表示(SELinux
-i --info 内部TCPの情報も表示する
-s --summary ソケットの種類ごとに本数を表示する
-D ファイル名 --diag=ファイル名 RAW情報をファイルに出力する(画面には何も出力しない)
 
f-06【traceroute】-- ネットワークの経路を表示する 

インストール方法。 

$ yum -y install traceroute

tracerouteコマンドは、操作中の端末から目的のサーバまでのネットワーク経路を調べるコマンドです。 

$ traceroute [オプション] 接続先

 オプション項目

短いオプション 長いオプション 意味
-4   IPv4を使用する(tracerouteコマンドのデフォルト)
-6   IPv6を使用する(traceroute6コマンドのデフォルト)
-I --icmp ICMPを使用する
-T --tcp TCPを使用する
-d --debug デバッグモードを有効にする
-i インタフェース --interface=インタフェース 使用するインタフェースを指定する
-p ポート番号 --port ポート番号 使用するポート番号を指定する
-g ゲートウェイ --gateway=ゲートウェイ 使用するゲートウェイを指定する
-r   通常のルーティングを無視して接続する
-F --dont-fragment パケットのフラグメント化を禁止する
-n   IPアドレスのまま表示する(ホスト名を検索しない)
-m TTL --max-hops=TTL 最大のホップ数(Max Time-To-Live value)を指定する。最大値は255、初期値は30
-f TTL --first=TTL 表示を開始するTTLの値を指定する(経路を途中から表示する際に使用)
-w 秒数 --wait 秒数 応答の待ち時間(デフォルトは5秒)
-q 回数 --queries=回数 1カ所ごとのパケット送信回数(デフォルトは3回)
 
f-07【curl】-- ネットワークのプロトコルでデータを送信/取得する 

 下記のコマンドで実行する。 

$ curl -O [オプション] URL

保存先のファイル名を指定する 

$ curl [オプション] URL > 保存ファイル名

 オプション項目 

短いオプション 長いオプション 意味
-O --remote-name 転送元と同じ名前で保存する(「-O」または「-o」を指定しない場合は標準出力)
-o --output ファイル名 保存するファイル名(「-O」または「-o」を指定しない場合は標準出力)
  --create-dirs 「-o」でディレクトリを指定した際、そのディレクトリがない場合は作成する
-# --progress-bar 進行状況を「#」文字で表示する
-f --fail 失敗してもエラーメッセージを表示しない
-s --silent 実行中のメッセージを表示しない
-4 --ipv4 IPv4だけを使う
-6 --ipv6 IPv6だけを使う
-A --user-agent "Webブラウザ" 実行時のWebブラウザ名を指定する
-e --referer URL リンク元のURLを指定する
-b --cookie "名前=値" 実行時のクッキーを指定する
  --anyauth 複数の認証方法を試す(個別に「--basic」「--digest」「--ntlm」「--negotiate」を指定可)
-C --continue-at バイト数 転送の続きから行う際に、何バイト目から再開するか指定する(「-C -」で自動計算)
-d --data "データ" データをPOSTしたのと同じように送る
-F --form "名前=値" 指定した内容をフォームから入力したのと同じように送る
  --data-urlencode "データ" データをURLエンコードして送る
 

g.サービス関連

g-01【systemctl】-- 指定したサービスのを行う。

systemctlコマンドはsystemdを操作するコマンドで、サービスの起動や停止・起動設定の変更と状態確認ができます。。 

$ systemctl [オプション] コマンド [Unit名]

 オプション項目。 

オプション オプションの意味
-a or --all 全てのユニット/プロパティを表示する
-t or --type= 特定のユニットのみを指定して表示する
-l or full ユニット名、プロセスツリーエントリー、ジャーナル出力を省略しないせずに出力する
--show-types ソケット表示で、そのタイプを表示する
--no-block 要求された操作が終わるまで同期的に待たない。これが指定されていない場合はジョブはベリファイされたのちエンキューされて systemctl はジョブの完了を待つ。

 

操作 コマンド
サービス起動 systemctl start [Unit名]
サービス停止 systemctl stop [Unit名]
サービス再起動 systemctl restart [Unit名]
サービスリロード systemctl reload [Unit名]
サービスステータス表示 systemctl status [Unit名]
サービス自動起動有効 systemctl enable [Unit名]
サービス自動起動無効 systemctl disable [Unit名]
サービス自動起動設定確認 systemctl is-enabled [Unit名]
サービス一覧 systemctl list-unit-files --type=service
設定ファイルの再読込 systemctl daemon-reload

 

g-02【httpd】-- apacheのバージョンを表示する

下記のコマンドでApatchのバージョンを確認する。 

$ httpd -v
Server version: Apache/2.4.6 (CentOS)
Server built: Apr 2 2020 13:13:23

下記のコマンドでApatchの設定ファイルをチェックする。 

$ httpd -t
Syntax OK

下記のコマンドで動的にロードされたモジュールを調べる。 

$ httpd -M
Loaded Modules:
core_module (static)
so_module (static)
http_module (static)
・・・

下記のコマンドでオプション一覧を表示する。 

$ httpd -h
Usage: httpd [-D name] [-d directory] [-f file]
[-C "directive"] [-c "directive"]
[-k start|restart|graceful|graceful-stop|stop]
[-v] [-V] [-h] [-l] [-L] [-t] [-T] [-S] [-X]
Options:
-D name : define a name for use in <IfDefine name> directives
-d directory : specify an alternate initial ServerRoot
-f file : specify an alternate ServerConfigFile
-C "directive" : process directive before reading config files
-c "directive" : process directive after reading config files
-e level : show startup errors of level (see LogLevel)
-E file : log startup errors to file
-v : show version number
-V : show compile settings
-h : list available command line options (this page)
-l : list compiled in modules
-L : list available configuration directives
-t -D DUMP_VHOSTS : show parsed vhost settings
-t -D DUMP_RUN_CFG : show parsed run settings
-S : a synonym for -t -D DUMP_VHOSTS -D DUMP_RUN_CFG
-t -D DUMP_MODULES : show all loaded modules
-M : a synonym for -t -D DUMP_MODULES
-t : run syntax check for config files
-T : start without DocumentRoot(s) check
-X : debug mode (only one worker, do not detach)

 

h.Bash関連

h-01【alias/unalias】-- エイリアスを登録/削除する

下記のコマンドでエイリアスを登録する。 

$ alias [オプション] [名前[=内容]] 

現在設定されているエイリアスを確認する。 

$ alias 

指定した名前でエイリアスが登録されているかどうかを確認する。 

$ alias 名前

下記のコマンドでエイリアスを削除する。 

$ unalias [オプション] 名前  

aliasコマンドの主なオプション

オプション 意味
-p 現在の登録内容を再利用可能な書式で出力する(出力を保存しておくとスクリプトとして実行できる)
 

unaliasコマンドの主なオプション

オプション 意味
-a 現在の登録内容を全て削除する
 

 

h-02【env】-- 環境変数の一覧を表示する

下記のコマンドで実行する。 

$ env [オプション] [環境変数名=値 ……] [コマンド]  

現在指定されている環境変数を一覧表示する。 

$ env  

環境変数を一時的に設定してコマンドを実行する。 

$ env 環境変数名=値 コマンド 

例えば、環境変数LANGに「C」を設定した状態でdateコマンドを実行する

$ env LANG=C date 

 オプション項目

短いオプション 長いオプション 意味
-i,- --ignore-environment 環境変数が設定されていない状態でコマンドを実行する
-u 変数名 --unset=変数名 指定した環境変数が設定されていない状態でコマンドを実行する
-0 --null 改行しない(出力行の末尾を改行文字ではなくNULL文字にする、一覧表示する際のみ指定可能)
 

 

h-03【set】-- シェルの設定を確認、変更する

下記のコマンドで実行する。 

$ set [オプション]  

シェル変数とシェル関数を一覧表示する。 

$ set  

設定したシェルオプションを一覧表示する。 

$ set -o

 

setの主なオプション

短いオプション 意味
-o シェルオプション シェルオプションを有効にする
-o 設定したシェルオプションを「on」と表示する
+o シェルオプション シェルオプションを無効にする(-oによる設定を打ち消す)
+o 設定したシェルオプションを現在と同様に設定するための全てのコマンド列を一覧表示する
--、- オプションの終わり(「--」および「-」以降は全てファイル名やsetコマンドのオプション以外の引数として扱う)

主なシェルオプションとオプション

シェルオプション オプション 意味
allexport -a シェル変数の定義と同時にexportし、環境変数としても使用可能にする
braceexpand -B ブレース展開を実行する(デフォルトで有効)
noglob -f 「*」などによるパス名展開を無効にする
nounset -u パラメーター展開中に、設定していない変数があったらエラーとする(特殊パラメーターである「@」と「*」は除く)
noclobber -C リダイレクトで既存のファイルを上書きしない
ignoreeof   [CTRL]+[D]で終了しない(「IGNOREEOF=10」相当)
physical -P cdコマンドなどでシンボリックリンクをたどらずに物理的なディレクトリ名を使用する
emacs   コマンド行の編集操作をEmacs形式にする(デフォルトで有効)
vi   コマンド行の編集操作をviコマンド形式にする
posix   bashの動作のうち、デフォルトの動作がPOSIXと異なるものもPOSIX準拠になるように変更する(POSIXモード)

主なシェルオプションとオプション(ヒストリとジョブ関連)

シェルオプション オプション 意味
history   コマンド履歴を有効にする(対話シェルではデフォルトで有効)
histexpand -H 「!番号」によるヒストリの参照を行う(デフォルトで有効)
monitor -m 監視モード。バックグラウンドジョブの結果を表示する(デフォルトで有効)
notify -b 終了したバックグラウンドジョブの結果をすぐに表示する(通常は次のコマンド実行時に表示する)
hashall -h コマンドのパスを全て記憶する(hashコマンド参照)

主なシェルオプションとオプション(エラー処理とデバッグ関連)

シェルオプション オプション 意味
errexit -e パイプやサブシェルで実行したコマンドが1つでもエラーになったら直ちにシェルを終了する
pipefail   パイプラインの返り値を、最後のエラー終了値(0以外で終了した際の値、全ての実行が成功した場合は0)にする
errtrace -E エラーをトレースする(シェル関数で、ERRトラップを継承する)
functrace -T デバッグをトレースする(シェル関数で、DEBUGトラップを継承する)
verbose -v シェルの入力行を表示する
xtrace -x トレース情報として、シェルが実行したコマンドとその引数を出力する。情報の先頭にはシェル変数PS4の値を使用

主なシェルオプションとオプション(その他)

シェルオプション オプション 意味
interactive-comments   「#」以降をコメントとして扱う(デフォルトで有効)
keyword -k コマンド名の前にある代入文だけでなく、引数として指定した全ての代入文も、そのコマンドに対する環境変数に追加する
noexec -n コマンドを読み込むだけで実行しない
onecmd -t コマンドを1つ読み込み、実行してから終了する
privileged -p 特権モード。シェル関数や変数を環境から継承せず、実効ユーザーも再設定しない

 

 

i.サーバー関連

i-01【reboot】-- サーバを再起動する

下記のコマンドで実行する。 

$ reboot [オプション]

 オプション項目

短いオプション 長いオプション 意味
-f --force 強制的に再起動または電源をオフにする
 

 

i-02【shutdown】-- サーバをシャットダウンする

下記のコマンドで実行する。 

$ shutdown [オプション] [時刻] 

18時30分にシステムをシャットダウンする。 

$ shutdown 18:30 

10秒後にシステムをシャットダウンする。 

$ shutdown +10 

「shutdown」で、1分後にシステムがシャットダウンする。 

$ shutdown  

シャットダウンをキャンセルする。 

$ shutdown -c 

下記のコマンドで実行する。 

$ shutdown [オプション] [時刻] 

 オプション項目

短いオプション 長いオプション 意味
-P,-h --poweroff システムを終了して電源を切る(デフォルト)
-r --reboot システムを終了して再起動する
-H --halt システムを終了させる
-k   システムを終了せず、ログイン中の端末にメッセージだけを送る
  --no-wall シャットダウン実行時のメッセージを送らない
-c   システム終了をキャンセルする(時刻に「+0」や「now」を指定して即時終了している場合は無効)
 

 

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